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クリスチャン・ボルタンスキー東京初の個展 『他者』の存在で過去と未来を表現

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クリスチャン・ボルタンスキー東京初の個展 『他者』の存在で過去と未来を表現

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無数の『他者』にかこまれた中で生きていることを表現している芸術家
東京都港区にある東京都庭園美術館では、2016年9月22日(木・祝)から12月25日(日)までの期間、「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」の展覧会を行う。
クリスチャン・ボルタンスキー

クリスチャン・ボルタンスキーはフランスの現代美術家であり、東京で行う個展はこれが初めてである。

なお、タイトルにある『アニミタス』だが、「失われた過去よりの亡霊」という意味づけだけでは使用しておらず、『アニミタス』の「霊魂」のほかにある意味、「生命」としてもとらえ、「まだ生まれていないものたちも世界に確かに存在し、無数の『他者』にとりかこまれ、私たちは生きている」ということを伝えている。

一貫して生と死を扱っている制作姿勢
ボルタンスキーは、初期から現在まで形を変えつつも制作姿勢は生と死、というものを一貫させてきているだけでなく、歴史の中でろ過されていく記憶を蘇生させると同時に、匿名の個人もしくは集団を表現している。

その探求姿勢はまず自己の幼年時代を再構築させることからはじまって、次第に他者の記憶のアーカイブへと主題を移していった。

やがて1980年代には、ヨーロッパを中心に歴史認識を再考する議論が活発した社会状況と、ユダヤ系フランス人である父親の死に呼応し、先の大戦にまつわる歴史と記録を取り上げるようになり、作品はことにホロコーストを想起させるようになっていった。

だが作品の素材は写真や衣服、ビスケットの缶といったごく日常的な素材で作られてていたものの、そこへ人間の根源的なテーマを滑り込ませていった。そのため鑑賞者は感情を動かさずにはいられないものであると同時に、見るものと見られるものの間に記憶の交差を生み出す作品となっていったのである。

考えてみるとヒトのだれもが有している事象であるテーマだ。この展覧会で改めてこのことを考えてみてもいいだろう。

休館日は第2・第4水曜日であり、開館時間は10:00から18:00まで。ただし11月25日(金)、26日(土)27日(日)は夜間開館を行うため20:00まで開いている。(いずれも入館は閉館の30分前まで)


外部リンク

クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
Amazon.co.jp : クリスチャン・ボルタンスキー に関連する商品



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