江戸っ子1号は海底へ 産・官・学・金連携のプロジェクト
3月10~31日、ソニービル6Fにて、海底探査機「江戸っ子1号」のプロジェクト&3D映像公開イベントが開催される。
「江戸っ子1号プロジェクト」とは、東京下町の活性化、技術伝承などを目的として、深海探査機の開発を行ったもの。下町の中小企業「産」と(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)「官」、芝浦工業大学・東京海洋大学「学」らの「産・官・学」に加え、東京東信用金庫の「金」が加わった「産官学金」連携で実施されたプロジェクトだ。
ソニーもボランティアで参加 3Dハイビジョンで深海を体感
海底探査機の重要部品であるガラス球は当初輸入品を使用していたが、国内ガラスメーカーの協力で国産化に成功、ガラス球カバーも国内メーカーで国産化している。ソニーもプロジェクト初期からボランティアで支援を行い、3Dハンディカムやアクションカムでの撮影や組み込みの検討・支援などを行っている。
2013年11月に房総半島沖の日本海溝で7,800メートルの超深海への潜航に成功、3Dハイビジョンビデオカメラでの撮影に成功した。今回のイベントでは、実際にプロジェクトで使用された「江戸っ子1号」の本体、撮影に使用した3DデジタルHDビデオカメラレコーダー、江戸っ子1号が撮影した3D映像などが展示・公開される。
中でもソニーの3Dハイビジョンデジタルカメラで撮影したヘッドマウント型のディスプレイで視聴できるコーナーは圧巻。水深約7,800メートルの神秘の世界を是非体験してみてはいかがだろうか。

「江戸っ子1号」プロジェクト&3D映像公開イベント
http://www.sonybuilding.jp/event/edokko1/