豪華絢爛な文化財と九州各地の雛人形がコラボ
目黒雅叙園内にある文化財「百段階段」では毎年恒例の「百段雛まつり」が開催された。5回目となる今年は、九州がテーマ。九州全県のひな祭りに着目し、約1,000体のお雛様を展示した。。
筑豊の炭鉱王である伊藤伝右衛門の旧邸に毎年飾られている約500体の「座敷雛」や八代城主・松井家ゆかりのお雛さま、松平定信の娘である秦姫が平戸へ嫁ぐ時に持参したお雛さまと雛道具などの歴史あるお雛さまが並ぶ。また、庶民が愛した郷土玩具のお雛さま、博多人形、有田焼など九州の伝統工芸品のお雛さまや、ベネチアガラスで作られた見立て雛も展示されている。
開催は3月3日まで 写真集販売中
期間中は特別イベントとして、2月4日には松浦家41代当主の松浦章氏を迎えての鎮(ちん)信流(しんりゅう) 茶席 (無料)が、2月11日にはくまモンをはじめとする九州の各地のゆるキャラが集結した「九州の愉快なゆるキャラと百人雛まつり」が開催された。
総移動距離3,000kmを旅して集まった歴史ある雛人形と、江戸文化の様式美の残る目黒雅叙園の「百段階段」とのコラボレーション。今回の展示の雛人形は現在発売中の「雛の晴舞台<5>公式図録~九州ひな紀行~」で楽しむことができる。

百段雛まつり~九州ひな紀行 目黒雅叙園
https://www.megurogajoen.co.jp/event/hinamaturi/index.html/