大河ドラマ「平清盛」をテーマにした菊人形も
東京都文京区湯島の湯島天神で、第34回湯島天神菊まつりが2012年11月23日まで開催されている。
(この画像はイメージです)
今年はNHKの大河ドラマ「平清盛」をテーマにした菊人形を二景五体展示。また、大作りと呼ばれる千本咲や大懸崖、盆庭を中心とした古典菊の「江戸菊」「巴錦」など、約2千株を展示している。拝観料は無料、時間は午前6時から日没まで。
加賀の殿様が命名した「巴錦」
今回展示されている菊花のうち、花びらの内側が深紅、外側が黄金色なのが特徴の「巴錦」(ともえにしき)は、加賀の殿様が参勤交代の途中で長野県の小布施に立寄った際に、そこに飾られていた菊花を気に入り、名前を聞いたものの答えられる人がいなかったため、その殿様が「巴錦」と命名したというエピソードを持つ。
また浮世絵で知られる葛飾北斎もこの菊花を好んだらしく、葛飾北斎の作とされる絵に「巴錦」と思われる花が描かれていることから、130年以上の寿命を保っていると推測されている。
湯島天満宮(湯島天神)
東京都文京区湯島3-30-1

湯島天神菊まつりのご案内
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/kiku/kiku.htm