全長22メートル! 迫力の6連作
暦は3月。気候もよくなり展覧会日和ともいえる。3月に入るとラファエロ、ルーベンスなど人気の展覧会が続くが、こちらも見逃せない。日本初公開のフランス国立クリュニー中世美術館の至宝がやってくる。
画像は公式ホームページより
本作がフランス国外に貸し出されたのは、1974年メトロポリタン美術館(アメリカ)の過去にただ一度だけというから貴重だ。
タピスリー界の「モナリザ」
6面の連作タピスリーとなる
「貴婦人と一角獣」は、1500年頃の制作とされている。このタピストリーとは、織物であり絹や羊毛からなるものだ。この細かさにも圧倒される。
5面のタピストリーには
「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」のタイトルがつけられ、人間の五感を表わしている。
残る1面につけられたのは、
「我が唯一の望み」。それが何を意味するか諸説あり、いまだ謎に包まれている。
作品6面であわせると全22メートルにも及ぶ大作。公開までが待ち遠しい。
国立新美術館
東京都港区六本木7-22-2
2013年4月24日(水)~7月15日(月・祝)
休館日:火曜日(ただし、4月30日は開館)
開場時間:10:00~18:00(金曜日は20:00)まで
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
(税込) 一般 大学生 高校生
当日 1,500円 1,200円 800円
前売/
団体 1,300円 1,000円 600円

貴婦人と一角獣展
http://www.lady-unicorn.jp/