クラーク夫妻による多数の美術品のコレクション
東京・丸の内の三菱一号館美術館で「奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-」が開催されている。
クラーク・コレクションは、ロバート・スターリング・クラークと、その妻でパリのコメディ・フランセーズの女優であったフランシーヌの夫妻が欧米で収集した美術品のコレクション。
収集当初は、ルネサンス期のイタリア絵画などを集めていたが、やがて印象派を中心とした近代絵画に注目。
1945年の第二次世界大戦終戦頃には、夫妻のコレクションは500点以上に拡大していたという。
安藤忠雄の指揮による増改築工事をきっかけに世界巡回開催
コレクションの開始当初からコレクションの将来像を検討していたクラーク夫妻は、やがて1955年にクラーク美術館を開館。
それから現在に至るまで、クラーク・コレクションがまとまった形で館を離れて国外で展示されることはなかったが、2010年から建築家である安藤忠雄の指揮のもとで施設の増改築工事がスタート。
これをきっかけに、2011年に奇跡とも言うべきコレクションの世界巡回展開催が決定し、日本でも公開の運びとなった。
開催期間は2013年5月26日(日)まで。
開館時間は、木・金・土曜日は10時から20時まで、火・水・日曜日と祝日は10時から18時まで(閉館30分前まで入館可能)。
休館日は5月20日(月)を除き、月曜日(ただし祝日の場合は、翌火曜日が休館)。
当日券は一般1,500円、高校生・大学生1,000円、小中学生500円。
三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2

奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-
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