日本SF作家クラブ創立50周年イベント
明治大学 米沢嘉博記念図書館において、小松左京『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展が開催されている。主催は、日本SF作家クラブと明治大学 米沢嘉博記念図書館。
本イベントは、発足メンバーに小松左京も加わっていたという日本SF作家クラブの創立50周年イベントとして行われているもので、2013年10月6日(日)まで開催。
(※Image:
Amazonより)
『日本沈没』は1973年に出版され、大ベストセラーとなった小松左京の代表的な作品であり、今年で出版から40周年となる。
この作品は、SF小説としての視点から、「日本とは、日本人とは何か」という高度に社会的なテーマを取り上げ、SFのジャンルとしての幅広さや奥深さを広くアピール。また、SFのファン層拡大にも貢献した作品でもある。
災害とそれに立ち向かう人間をテーマにした作品を発表
小松左京は、1931年1月28日大阪府生まれの日本を代表するSF作家。
1962年に、『SFマガジン』10月号に掲載された『易仙逃里記』で作家デビューを果たす。1973年発表の『日本沈没』は、映画化や連続テレビドラマ化もされている。
その一方で、阪神・淡路大震災をテーマにしたエッセイの執筆を行うなど、2011年7月26日に他界するまで、災害とそれに立ち向かう人間というテーマを追い続けた作家でもあったという。

小松左京『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-sakyo.html