東京・杉並区の善福寺公園では、毎年、国内外のアーティストと協力し、毎年開催している野外アート展「トロールの森・野外アート展」が行われます。
その名の通り、公園が大きなアート会場となり、
あちこちにある現代アートを、公園を散歩しながら楽しめます。
現代美術をもっと身近に感じてほしい、そんな願いがこめられた野外アート展覧会です。
8回目となる今年のテーマは「まちと森をつなぐかたち」。
国内アーティスト9人、海外アーティスト7人、総勢16人のアーティストが様々な作品で参加しています。
テーマのように「アートを地域の人たちにもっと身近に感じてほしい」と、委員の村田弘子さんは言います。
展示作品の中には、塩の結晶や枯葉を使用して造花のバラをつくりビニール温室の中で雪化粧をしているという
カトリン・パウルさん作「はやすぎる雪」や、
特殊な細工をした透明のサインボートを通して公園を観る小松綾さんの「サインボード」などがあります。
アートを観るだけでなく入れる、触れる、覗く。
いろんな形でアートを楽しめるのは、現代美術であり野外ならでは。
期間中は、「善福寺公園&最悪ガイドツアー」というおもしろいネーミングのワークショップも(21日開催)。
是非、この秋に、公園で全身でアートしてみましょう!アートがあなたに、何か語りかけてくれるはず。
「トロールの森2009・野外アート展」は22日まで開催中です。
「トロールの森2009・野外アート展」