えっ!こんな形が?! びっくりするデザインの兜がズラリ
戦国武将の鎧兜の中には、さまざまな飾りがついたものやユニークな形のものがあり、それらは総じて「変わり兜」と呼ばれている。また、刀のつばなど装剣金具類は、所有者のステイタスを表し、その美しさと技術は「サムライ・アート」として海外でも高い評価を受けている。
大阪歴史博物館では、11月2日~12月8日(日)まで、特別展「戦国アバンギャルドとその昇華 変わり兜×刀装具」を開催する。戦国時代に使われた兜から、江戸時代に入り泰平の世で開花したデザイン性の強い兜、多彩で緻密なデザインの刀装具など約250点が展示される。江戸時代の熊頭形兜(くまがしらなりかぶと)は江戸時代に作られたクマの頭を形どった兜など、ユニークな造形なものが多いのが特徴だ。
実際に兜をかぶってみよう!
期間中は講演会や明潤琴(みょうじゅんきん)の演奏会などが開かれる。また大阪城からやってきた豊臣秀吉と真田幸村の兜と陣羽織のレプリカを実際に着装することもできる。また、緻密な刀装具をよりよく鑑賞するため、単眼鏡の有料貸し出しも行う予定とのこと。
関ヶ原合戦図の中にも変わり兜をかぶった武将が描かれており、それを探すのも面白い。兜や刀剣は戦国時代から江戸時代に武具から装飾品・奉納品にダイナミックに変化しており、その変遷を時系列で楽しめる必見の展覧会だ。

戦国アバンギャルドとその昇華 変わり兜×刀装具
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2013/kawarikabuto.html