あなたのワンコにピッタリの建築はどれ?
TOTOギャラリー・間で、企画展「犬のための建築」が12月21日まで開催されている。この企画展はデザイナー原研哉氏がディレクターを勤めるもので、建築を犬の尺度で捉え直すことで新たな可能性を模索する、建築プロジェクトだ。
世界をリードするデザイナー13組が「犬のための建築」13作品を発表。第1会場と中庭に展示されている。ひとくくりに「犬」ではなく、「柴犬」「スピッツ」「パグ」など、具体的な犬種を特定してデザインされている点も特徴で、それぞれの犬種の外見や特徴に合わせて素材やデザインがなされている。また第2会場には、「人間と犬のスケールを調整する装置」というコンセプトのもと、形態バリエーションを展開した原研哉氏による「D-TUNNEL」が初公開される。
公式サイトから設計図をダウンロード 実際に作れる
この企画は2012年11月に公式サイトがオープン。13作品の設計図がフリーダウンロードできる。公式サイトではこの設計図をもとに製作を行い、その写真を投稿することもできる。作品の1つである「wanmock」は、合板を組み合わせるだけで製作が可能なキットも販売している。
2012年末にマイアミ、2013年6月にロサンゼルスで同展覧会を開催し、日本では初めての発表となる。犬目線での建築デザインの数々は愛犬家の人にはオススメだ。ただし、会場内はペットの同伴はできないとのことでご注意を。

犬のための建築展 Architecture for Dogs
http://architecturefordogs.com/ja/exhibition/toto-gallery-ma/