古美術入門編とてしてのシリーズ企画
三井記念美術館において、「美術の遊びとこころV 三井版 日本美術デザイン大辞展」が2012年8月26日(日)まで開催されている。
「美術の遊びとこころ」は、三井記念美術館が古美術入門編としてシリーズ化し、定期的に企画している展覧会。
今回のテーマは「飛び出す絵本」ならぬ「飛び出す美術辞典」だという。
専門用語を辞書形式で紹介
今回の展覧会は、古美術の専門用語を辞書形式で紹介するとともに、用語の意味を実際の美術品を見ながら学んでしまうという、なかなか贅沢な試みであるのが特徴。
例えば陶磁器の装飾技法である「色絵(いろえ)」という用語については、その意味とともに、江戸時代・17世紀の作品である「色絵鶏香合」を紹介。
また、「雲竜」の説明では東日本初公開となる狩野探幽筆「雲龍図」を特別公開しており、初心者だけでなく年季の入った古美術ファンも要注目の企画となっている。
三井記念美術館
東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号 三井本館7階
開館時間:10時から17時まで(入館は16時半まで)
休館日:月曜(7/16、8/13除く)、7/17
※今後の状況により変更の可能性あり
入館料:一般は1,000円、大学生・高校生は500円

三井記念美術館 開催中の展覧会
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html