土木分野のスタッフにくわえデザイナーやアーティストも参加
東京都港区にある21_21 DESIGN SIGHTでは、2016年9月25日(日)までの日程で、『土木展』を行っている。
展覧会は、ディレクターに土木と建築の両面の分野に精通する西村浩氏を迎え、さらに土木のエキスパートたちが展覧会企画チームを結成し作品を作り、そして参加作家のデザイナーやアーティストがリサーチを行った上で幅広く多くの来訪者により深く土木を知ってもらうための作品を展示している。
展覧会概要
現代の日常生活の土台は、古来の伝統技術および近代における研究と技術の発展といった、多くの努力と工夫が積み重なったことにより形成された。
このように生活に密着している『土木』の技術でありながら、それを実感する機会は多くないのが現状だ。そして多様な環境と対峙しながら生活の基礎を築くことも土木の重要な側面である。
こんなにも毎日の暮らしが土木によって繋がっているにもかかわらず、それを実感する機会は多くないのが現状である。
そのためこの企画展では、これらのことを改めて見つめ直して、再発見と実家を通し、『土木』を通じてよりよい未来を考えるきっかけとなるように開催された。
くわえて地形や自然環境は各地で異なるのだから、人々が活動するために必要な社会基盤も、地域によって異なる。
土木展では、日々の生活の根底を支えるデザインを伝えるとともに、自然や土地の歴史と調和するデザインについて考えるというテーマも含む。
休館日は毎週火曜日(8月23日は開館)で、開館時間は10:00から19:00(入場は16:30)までである。

21_21 DESIGN SIGHT 『土木展』
http://www.2121designsight.jp/program/civil_engineering/