駅舎を展示室とするギャラリーの特性を活かした展覧会
東京都千代田区にある東京ステーションギャラリーでは、2016年7月2日(土)より9月4日(日)まで、「12 Rooms 12 Artists USBアート・コレクションより」を行う予定である。
この展覧会は、歴史ある駅舎を展示室とする東京ステーションギャラリー独自の空間を12の部屋の集合に見立て、その部屋ごとにUSBアート・コレクションから厳選した12の作家の作品をあてはめる。
それぞれ30点弱を出品するルシアン・フロイドと、エド・ルーシェイを軸に絵画、写真など約80点を展示するほか、企業コレクションならではのフットワークの軽さとアートシーンを敏感にキャッチして集めた豪華な世界地図コレクションも見ものである。
日本で設立50周年を迎える金融グループUBSのコレクション
今年、日本で設立50周年を迎えるグローバル金融グループUBSは、現代美術を中心に長らく芸術活動をサポートしてきた。それゆえ民間企業の現代美術コレクションとしては世界で最大規模を誇る。
活動はとりわけ、アートフェア「アート・バーゼル」に対する支援やソロモン・R・グッゲンハイム財団と共同で主催する異文化間プロジェクトの「グッゲンハイムUSB MAPグローバル・アート・イニシアチブ」で知られている。
くわえて1960年代以降の変わり様がめざましい美術に焦点を当てるUSBアート・コレクションは、絵画、版画、写真、ヴィデオアートや彫刻までを含む多様な分野をカバーしており、地域も欧米だけではなくアジアもと幅広く、じつに30,000点以上もの作品を所有している。
休館日は7月18日を除く毎週月曜日と、7月19日であり、開館時間は10:00から18:00(金曜日は20:00まで開館)で、入館は閉館30分前までとなっている。

東京ステーションギャラリー 企画展情報
http://www.ejrcf.or.jp/