徳川家康が亡くなってから400年
2015年は徳川家康が亡くなってから400年という、節目の年である。そのため茨城県水戸市にある徳川ミュージアムは、2015年7月8日までのスケジュールで水戸徳川家に伝わる徳川家康の遺品を公開する展覧会を開いている。
なお、尾張徳川家や紀伊徳川家に伝わった品も併せて展示の予定がある。
ミュージアムは月曜閉館。入館料は大人1080円、小中学生702円で、入館の記念に徳川家の家系図をつけている。
展示予定の作品
主な展示予定作品は、次のようになっている(展示は変更となる可能性がある)。
・徳川家康筆 四字一行書「花鳥風月」
・「青磁航路 銘 古都」
・徳川家康と豊臣秀吉が対局したと伝えられる「碁盤 銘 舞葡萄」
・家康が頼房に水戸を与える際、家中の士としてつけた10人の「御つるさま衆」の知行高を記した「知行の覚」および、今の受領書にあたる年貢の皆済状「水戸皆済状」といった家康直筆の書状
・家康から譲り受けた「軍扇 金銀日月星紋」
・太刀や脇差、短刀などの詳細な写生と伝来を記した水戸徳川家の刀剣「武庫刀纂」(「燭台切光忠(しょくだいぎりみつただ)」のページを展示中)
・家康より譲られた品々を詳細に描いた「東照宮御譲品縮図」
・家康から譲られた薬つぼ「烏犀圓」
・家康の御用鍛冶であった野田清堯作の「火縄銃」
どれも、貴重な品々である。閲覧するのには絶好の機会であるから、足を運ぶことをおすすめする。

公益財団法人 徳川ミュージアム 企画展
http://tokugawa.gr.jp/kikaku/detail.php?kind=2