福井に新名所 溶接工場が「溶接のテーマパーク」にリニューアル
福井県坂井市にあるスチールやステンレスの溶接加工を行う長田工業所は、溶接のテーマパーク「アイアンプラネット」を6月22日にオープンする。
「アイアンプラネット」とは、溶接工場を「鉄の惑星」と捉え、溶接体験やワークショップを通して、冒険しながら溶接に触れられるイメージから名付けられた。溶接工場に科学館、ワークショップ、溶接体験ができる施設は日本でも珍しく、旅行会社とのコラボも今後考えられるとのこと。
施設内には、実際の溶接作業場を2Fのロフト空間から見学できるほか、オブジェやネームプレートなどを制作することもできる。指導に当たるのは、実際に工場で働く職人が行い、防炎着や保護溶接面を装着しての溶接体験は貴重だ。
クラウドファンディングで注目 全国から支援集まる
このプロジェクトは、2014年末、クラウドファンディングで全国に支援を呼びかけたところ、目標の195%の支援額が集まったことからも、注目度の高さが伺える。
ものづくりに欠かせない「溶接」を身近に体験できるテーマパーク。小さな町の工業所が持つ技術に触れ、実際に体験できる場として、新たな見学スポットとなりそうだ。

アイアンプラネット (長田工業所)
http://iron-planet.net/