「画鬼」とまで呼ばれた絵師暁斎
東京都千代田区にある三菱一号館美術館では、2015年9月6日までのスケジュールで『画鬼・暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル』の展覧会を行っている。
期間中展示替えがあるため前期・後期に分けられており、前期は8月2日まで、後期は8月4日からの展示となっている。
休館日は月曜日(7月20日および8月31日は開館している)で、通常開館時間は10:00から18:00までだが、金曜と展覧会最終週の平日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)。
河鍋暁斎は幕末から明治にかけて「画鬼」と呼ばれるほどの人気を博した絵師である。
はじめ6歳のときに浮世絵師の歌川国芳に入門するが、国芳の素行を気にした親によって、9歳のときに狩野派へ転じることとなり、そこで正統的な日本画の修行を修める。
英国人建築家の弟子コンドルが作品を海外に広める
今回の展示会場の元となった三菱一号館を設計した英国人の建築家のジョサイア・コンドルは日本美術愛好家でもあったため、暁斎に弟子入りして絵を学ぶと同時に師である暁斎の作品を海外に紹介した。
この展示会は三菱一号館美術館開館5周年を記念し、コンドルの業績とともに、彼が敬愛した暁斎の型破りともいえる画業を、様々なジャンルにわたって国内外の名品役130点を展示する展覧会となっている。

画鬼暁斎—KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
http://mimt.jp/kyosai/