現代日本画で表現する3つの展示
東京都目黒区にある『郷さくら美術館 東京』では、2015年7月12日までの日程で、先人への想いを描いた人物画「あの人を訪ねて」展および、子供の目線から見える小さな世界を描いた「子供の情景」展、くわえて併設展として桜百景展vol.2を行っている。これはいずれも郷さくら展のコレクションから選ばれている。
なお開館時間は10:00から18:00(最終入館17:30)であり、休館日は月曜日(祝日および振替休日の場合は翌日、または直後の平日が休館日)となる。
展示概要
1.「あの人を訪ねて」展
歴史を理解するということは、それぞれの時代での出来事を、当時の先人達を回想することによって理解することが可能となる。これはいつの時代でも同様であり、画家が真摯に歴史と向き合うことで達成されてきた。
その先人たちの人物画というものも、絵画という形にて表現された歴史そのものである。現代の画家もそれ同様、先人たちへの想いを巡らせながら、歴史と向き合いつつ現代日本画にて表現をしているコレクションを集めた展示である。
2.「子供の情景」展
子供のころに感じた懐かしい景色や、子供のころの自身の記憶、大人になってからでは見えない景色といった、郷愁を感じる「あの頃」の想いを、画家たちが懐かしい思い出とともに子供の目線によって、現代日本画の技法で表現した展示である。
3.併設:「桜百景vol.2」展
桜の絵画だけの展示室である「桜百景」を、日本画によってお花見が可能なように設置した展示である。今回も全国の桜の名所・銘木を描いた作品を中心に「桜」の絵画10余点を紹介する。なかには屏風画の大作も含められている。
これは桜の時期が過ぎても楽しむことが可能なお花見スペースであるともいえる。桜の名所である目黒川のそばに建てられた美術館なりの心配りである。

郷さくら美術館 東京 展覧会情報
http://www.satosakura.jp/tokyo/exhibitions.html