二科会100年を記念して開催する展覧会
東京都美術館では2015年7月18日から9月6日までの日程で、『伝説の洋画家たち 二科100年展』を開催する。
この展覧会は、東京都美術館創設の機をもたらした美術団体展のなかでも、民間のものでありながら大きな影響をもたらしていた二科会が2015年に第100回を迎えることを記念し、開催する(なお二科会は現在公益社団法人となっている)。
開室時間は9:30から17:30(入室は閉室30分前まで)で、月曜日および7月21日の火曜日が閉室日(ただし7月20日は開室)。なお中学生以下は閲覧が無料。
作品すべてが二科展出品作
今回の展示は二科会の草創期・揺籃期・発展そして解散・再興期という4つの期間にわけ、見つめなおす。
展示作品はすべてが二科展出品作であり、東北から九州まで70を超える日本全国の美術館が所蔵する名品を集めたものである。約100人もの日本の近現代美術史に名を残す作家の名作が一度に鑑賞できる。
安岡曾太郎、統合永字、小出楢重……、といった名だたる画家たちも二科展から画壇デビューを果たした。これらの画家が、画家として認められるべく研鑽した時期の画壇デビュー作という貴重な作品も展示される。

東京都美術館 伝説の洋画家たち 二科100年展 特設サイト
http://www.nika100th.com/gallery.html