徳川が統治のため築いてきた城をとりあげる
東京都墨田区の江戸東京博物館では、2015年9月27日までのスケジュールで『徳川の城ー天守と御殿ー』を行っている。休館日は月曜日で(8月10日、9月14日、21日は開館)、開館時間は9:30から17:00(入館は開館の30分前まで)である。
徳川家康が1600年の関ヶ原の合戦に勝利し、1603年に朝廷より征夷大将軍に任命され、江戸に幕府を開いてから、徳川は全国の統治を強化するために日本各地の重要な地点に城を築いてきた。
今回の特別展では屏風や絵地図、工芸品など貴重な資料を展示するほか現代の最新技術によって生み出された映像および模型などを駆使して、家康たちが築き上げた「徳川の城」の魅力へ迫る展覧会となっている。
特別展のみどころ
徳川の城にはとりわけ重要だった江戸城をはじめ駿府城、名古屋城、大坂城、二条城などがある。
今回は江戸城関連のものをはじめとして、全国の徳川の城から約50点の「城絵図」と「城郭図」の展示を、江戸東京博物館では過去最多となる展示を行う。
ほかにも江戸時代は政治の中心的な場となっていた紹介「御殿」の世界を屏風や装飾品などで紹介するコーナーがある。
さらには2008年から昭和女子大学およびNHK映像デザイン部が行ってきた「江戸城・本丸御殿の一部の映像的復元のための基礎データ作成および基礎研究」の成果をもとに、NHKエンタープライズが制作したコンピュータグラフィックスの上映も行われる。

江戸東京博物館 特別展 徳川の城
http://tc2015.jp/