象徴的な存在としてのタイル
東京都中央区にある、LIXILギャラリーでは2016年2月20日までの期間、企画展『マカオのアズレージョ~ポルトガル生まれのタイルと石畳』を行っている。
植民地時代にポルトガルよりマカオにもたらされた「アズレージョ」というタイルと、「カルサーダス」という石畳があるのだが、マカオの街の歴史と遺伝子は、これらのディテールによって育まれているといえる。
なおマカオでは現在、大航海時代にさかのぼるポルトガル由来の文化を、古き良き中国の街並みとともに再生する街作りが進んでいる。
展示会の内容
この展示会では現地取材を行って撮影した最新の写真や映像を通し、ポルトガルと中国が混じり合う独特の文化や街の表情を紹介する。
くわえて「世界のタイル博物館」(愛知県常滑市で株式会社LIXILが運営する文化施設)が所有している7組のアズレージョ展示を行うため、おおらかで豊かな魅力をもつ装飾タイルが鑑賞できるようになっている。
マカオとは
マカオは中国の特別行政区で、東京の山手線内ほどの広さに60万人が住んでいる。世界遺産の街としても知られており、観光客が年間3,000万人訪れる街でもあり、エンターテイメント・リゾート地としてその姿を変えつつある。
なお2049年にはポルトガルから中国への完全返還をはたす予定である。
この施設の休館日は毎週水曜日と、年末年始の2015年12月29日~2016年1月6日。開館時間は10:00~18:00まで。なお入館料は無料である。
(画像はプレスリリースより)

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