辺境や紛争地の写真から戦争を考える
神奈川県横浜市にある神奈川県立地球市民かながわプラザ、愛称『あーすぷらざ』では、2016年1月11日までの日程で、写真家・長倉洋海の写真展「その先の世界へ」を行っている。
休館日は祝日を除く毎週月曜および、年末年始。開館時間は10:00から17:00まで(入場は16:30まで)。
長倉洋海は世界の辺境や紛争地を主に取材し続けている写真家である。時事通信社を経て、1980年に独立して以来、世界の紛争地や辺境を駆け巡り撮影を続ける。
戦乱の中で生きる人々を写す
とくに長倉洋海は、「時代の波に飲み込まれていくもの、動じないもの、その両者の狭間で生きる人の姿」をテーマにし、撮影をし続けている。
この展示会ではとくに「戦乱に切り裂かれ、時代に翻弄されるのではなく、先人たちが拓いた道を伸びやかに、たくましく歩んで行く人」の姿を切り取っている。
具体例をあげると内戦からの復興を目指す南部アフリカ、メキシコの死者の日、パプアニューギニアの祭り、アフガニスタンの国技であるブズカシ、チャドの遊牧民、スリランカでの祈りの姿といったものが、長倉洋海のカメラからとらえられている。
折りしも今年は戦後70年の節目となる年である。こういった展示をきっかけとして、家族で戦争などについて考える時間をもうけてはどうだろうか。
(画像はプレスリリースより)

長倉洋海写真展「その先の世界へ」
http://www.earthplaza.jp/長倉洋海写真展「その先の世界へ」(PDF)
http://www.h-nagakura.net/i