伝来から普及までをたどる
神奈川県横浜市にある横浜開港資料館では、現在平成27年度第3回企画展示の「その音、奇妙なり -横浜・西洋音楽との出会い-」を2016年1月24日までの日程で行っている。
この展示では西洋音楽伝来の値である横浜における「音」の伝来から「音楽」普及の歴史をたどっていく。
当時の人々の驚きも感じられる展示
横浜は日米修好通商条約による開港のため外国人居留地となったため、西洋音楽がもたらされていた。軍楽隊が吹くらっぱの音や、外国人居留地において演奏される西洋音楽の演奏など、当時の日本人は多いに驚き、その音色を聞いていた。
それは外国人居留地を見聞した浮世絵師がその様子を興味深く記していることからもうかがいしれる。そしてその西洋音楽は今日まで続く日本の洋楽の基礎となっていたのである。
とはいえ、日本人が五線譜で記されるこれらの音楽を理解したうえで歌い、演奏するには学校教育や音楽家による数々の工夫が必要となった。
このように、この企画展は日本人が西洋音楽を理解するまでの歴史の縮図でもある。
開館スケジュールおよび開館時間
休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日を休館とする)のほか、年末年始(12/28から1/4まで)となっている。
開館時間は9:30から17:00までとなっているが、1/6、1/13、1/20は開館延長日であり、19:00まで開館している(いずれも入館できるのは閉館の30分前まで)。
(画像はプレスリリースより)

横浜開港資料館 開催中展示案内
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/news/index.html