吉宗が将軍となってから300年
神奈川県横浜市にある馬の博物館では、2016年2月4日(木)から3月21日(月・祝)、テーマ展として「徳川吉宗の馬術復興」を行う。
2016年は吉宗が将軍の地位に就いてから300年の記念の年となる。馬の博物館ではこれを記念し、吉宗が奨励して復興した馬術や武芸に関する資料も展示している。
徳川吉宗は和歌山藩主の身分より、徳川幕府8代将軍として享保元年(1716)7月に征夷大将軍となり、「享保の改革」と呼ばれる幕政改革を実行した人物だ。
和歌山藩主時代より武芸に興味をもっていた
吉宗は若いころから武芸に興味があり、和歌山藩主時代より弓道や馬術について調べさせている経歴がある。
このころは関ヶ原の戦いから100年ほど経過していたため、多くの武芸が衰退していた事実があったのである。
そのため吉宗は流鏑馬をはじめ多くの馬術を奨励して、武芸復興にも力をいれていた。現在まで続いている古式馬術も、吉宗の時代に再度確立したものも少なくない。また、オランダより洋種馬を導入して畜産にまでも力を注いだ。
同博物館の休館日は毎週月曜日(月曜が祝日および振替休日のときは開館)、開館時間は10:00から16:30(入館は16:00まで)。
(画像はホームページより)

公益財団法人 馬時文化財団 馬の博物館 テーマ展
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