おくのほそ道をモチーフに
東京都墨田区にある郵政博物館では、2016年3月27日まで企画展として、「-日本の美-奥の細道切手原画展」を行っている。
この企画展は、昭和62年から平成元年にかけて発行された切手の「奥の細道シリーズ」の原画を一堂に集め、展示するものである。この切手シリーズは現代の著名な書家や画家が手がけたことでも知られる。
切手の原画を初公開
俳聖松尾芭蕉が奥羽・北陸などを旅した様子を文章とその俳句でまとめた紀行作品が世に知られる「おくのほそ道」である。
このシリーズは、昭和62(1987)年が芭蕉の出立から約300年後にあたるため、その年から平成元(1989)年まで「奥の細道シリーズ」として全10集が発行された。モチーフはむろん芭蕉の句である。
この展覧会では、切手の原画を通じて芭蕉の句、書、絵画が織りなす日本の美を楽しむとともに、道中で奉行所が作成した奥州道中分間延絵図等、郵政博物館が所有している江戸時代の旅や街道に関する資料についても見ることができるようになっている。
くわえて、この切手原画は「郵政博物館」として初めての特別公開となるため、足を運ぶことをおすすめする。
休館日は3月16日であり、開館時間は10:00から17;30(入館は17:00まで)である。
(画像はホームページより)

郵政博物館 企画展「-日本の美-奥の細道切手原画展」
http://www.postalmuseum.jp/