東京にあったミニパナマ運河 扇橋閘門
東京都江東区、小名木川のほぼ中央に位置する扇橋閘門(おうぎばしこうもん)。ここは、水面の高さが違う河川を船が通航できる構造になっており、その方式がパナマ運河と同じであることから「東京のパナマ運河」とも呼ばれている。
8月の土、日曜日の計8日間、この扇橋閘門と防災船着場の一般公開が行われている。開放時間は9:30~17:00で、見学料は無料となっている。また、防災船着場を開放し、船から上陸して閘門施設を見学することも可能だ。
(画像はプレスリリースより)
水位差最大3m 航行の仕組みを紹介
治水上の理由から、水位差は最大3メートルとなる2つの河川。この河川を通航するため、扇橋閘門では2つの水門に挟まれるスペースに船を入れ、水位を人工的に昇降させることにより、船を通過させる方式をとっている。
一般公開では、これらの一連の操作を行う操作室や、自家発電設備などを見学することができ、船が航行できる仕組みを知ることができる。船の通るタイミングと合えば、実際の船が航行する様子も見学できるという。
扇橋閘門の今年の公開日は8月30日、31日の残り2日間。夏休み最後の社会見学に出かけてみてはいかがだろうか。

扇橋閘門一般開放 プレスリリース
http://www.tokyo-park.or.jp/waterbus/topix/documents/