霞ヶ浦の伝統漁業「帆引き網漁」を復活 観光帆引き船を運行
霞ヶ浦でのシラウオ漁を目的に折本良平(おりもとりょうへい)によって明治13年に考案された「帆引き網漁」。その後、ワカサギ漁の主役として昭和42年までの約100年間、霞ヶ浦漁業の風物詩であったが、今はその姿を見ることはできない。行方市では、麻生地区に2艘、玉造地区に2艘の観光帆引き船を復活させ、12月7日まで観光用に運航している。
帆引き船の特徴は、凧の原理を利用し、帆を使って船を横に流しながら漁をするもので、帆げたからつり縄を降ろすのが特徴。帆引き船イベントでは、見学用に随伴船も運行し、そこから迫力ある帆引き船の写真を撮ることができることからも、人気のイベントとなっている。
11月1,2日には2地区合同操業も開催
操業期間は12月7日までの毎週土・日曜日。1日2回の開催で、随伴船の料金は大人2,000円、小人(小中学生)1,000円となる。申し込みは観光協会宛にFAXで受け付ける。
11月1、2日は、2地区の帆引き船が同時に操業する「行方市の合同操業」も開催される。霞ヶ浦の伝統的な文化遺産でもある「帆引き船」を見に出かけてみてはいかがだろうか。

行方市観光帆引き船 行方市観光協会
http://www.namekan.jp/upsys_pro/