オランダの鬼才、テオ・ヤンセンが生んだ「ストランドビースト」が長崎に出現
あなたは砂丘を歩く謎の生物「ストランドビースト」を見たことがあるだろうか。このストランドビースト、日本語では「砂浜の生物」と訳され、オランダが生んだ鬼才、テオ・ヤンセン氏が生んだ、プラスチックチューブで作られた生命体のようなアート作品だ。砂浜で風を受けて悠然と歩く姿はまるで本当に動物のようだ。
今回の展示会では、長崎展のために作られたビースト、「アニマリス・プラウデンツ・ヴェーラ2世」が世界初公開。17世紀から続くオランダと長崎の交友の歴史にちなみ、当時の帆船をモチーフにしている。また、合計15体のビーストと関連資料が展示される。
実際に作品を動かすデモンストレーションも
期間中は、1時間毎に作品を動かすデモンストレーションが行われるほか、10月25、26日には、「ワークショップ うごくヘンテコりんに挑戦!!」を開催。テオ・ヤンセン氏の作品に使われている動力機構の仕組みを使った、手で動かせる作品作りを行う。
開催期間は10月9日~12月7日。観覧料は一般1,200円、高校・大学・70歳以上1,000円、小中学校700円となる。風を食べながら浜辺を歩くビーストの姿を見に出かけてみてはいかがだろうか。

テオ・ヤンセン展 長崎県美術館
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/theojansen.html