合い言葉は「ひらけ!美のとびら」
東京・六本木のサントリー美術館で、8月1日(火)から六本木開館10周年記念展として「おもしろびじゅつワンダーランド2017」が開催される。
同美術館では、これまでも講演会やワークショップなどを中心に、こどもから大人まで日本の美術に親しめる場を目指してきた。これまでの活動をベースとして、難しく思われがちな日本美術をより親しみやすく、多様な切り口で紹介する。
6つの展示構成
「1 出現!鳳凰ワールド」は、映像を通して狩野探幽筆「桐鳳凰図屛風」に描かれた鳳凰のひみつを探る。「2 きらきら!切子の宇宙」は、本物の作品と切子のきらめきを拡大した映像で宇宙のような空間を演出する。
「3 かこまれて!くつろぎの宝尽ルーム」は、巨大な「色絵寿字宝尽文八角皿」の中で、宝物の意味がわかるクッションに囲まれながら、くつろぐことができる。「4、みんなで叫んで!吹墨文」では、マイクに向かって叫ぶと、大きな白い徳利に様々な色やかたちの吹墨文が浮かび上がる。
「5 みて・きいて! 鼠草子絵巻」は、16世紀に描かれた「鼠草子絵巻」を、あらすじやセリフなどを現代語に置き換えた音声ガイドを使い作品を鑑賞する。「6 おしゃれに!自分だけのキモノ・デザイン」は、タッチパネル上で地色と文様を選び、自分だけのキモノをデザインできる。
作品はすべてサントリー美術館で所蔵されているもので、約50件の出品を予定。また、本展では展示作品の撮影が可能となっている。
開催概要
会期は8月1日(火)~8月31日(木)、8月6日(日)のみ休館。開館時間は10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)、8月10日(木)は20時まで開館、いずれも入館は閉館の30分前まで。入館料は、一般1,000円、大学・高校生800円、中学生以下は無料。障害者手帳の所持者は、本人と介護者1名のみ無料。
ホームページ限定割引券の提示、携帯/スマートフォンサイトの割引券画面提示、国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示(あとろ割)、20名以上の団体は100円割引となる。ただし他の割引との併用は不可。
(画像はサントリー美術館公式WEBサイトより)

六本木開館10周年記念展 おもしろびじゅつワンダーランド2017 サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_4/index.html