神道界で大きな影響力を持っていた吉田家
國學院大學博物館で、3月3日(土)から企画展「吉田家:神道と典籍を伝えた家~國學院大學図書館所蔵 吉田家旧蔵資料~」が開催する。
吉田社(京都・吉田神社)の神職を務めた吉田家の「吉田神道」(唯一神道、卜部神道とも)は、室町時代後期から江戸時代における神道界に大きな影響を与えた。
日本の古典や、神々や祭祀に関わる知識(神祇故実)に通じ、代々で継承してきたが、その古典籍などは昭和20年代に分散。その一部を國學院大學図書館で所蔵している。
企画展では、その吉田家旧蔵の古文書などを中心に展示する。吉田兼倶、兼右、兼見、梵舜が自筆で書き上げた古典籍や、吉田家代々の肖像、豊臣秀吉などの天下人と吉田家の交流を示す資料などを見ることができる。なお、國學院大學が所蔵する吉田家旧蔵資料がまとめて公開されるのは今回が初めてとなる。
関連企画
関連企画として、ミュージアムトーク「連続ミニ講座 企画展『吉田家:神道と典籍を伝えた家』」が行われる。日程は3/3、3/10、3/17、3/24、4/7、4/14の全6講。いずれも土曜日で、時間は13:30~14:00。参加無料で申し込み不要。講義内容など詳細は公式WEBサイトを確認してほしい。
開催概要
開催期間は3月3日(土)~4月15日(日)。開館時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)
会期中の休館日は3月12日(月)。入館無料。
(画像は公式WEBサイトより)

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http://museum.kokugakuin.ac.jp/