江戸の伝統行事の「流し雛」を知っていますか?
3月3日は桃の節句「雛祭り」です。ひなまつりといえば、お雛様を飾って、元気で過ごしていることのお祝いや、これからの無病息災、幸せを願う華やかなお祭りですよね。
そろそろ、家にひな壇を飾る準備も進んでいるのではないでしょうか。
実は、地域によってはひなまつりのお雛様が、“飾る”お雛様でなく、“流す”お雛様なんです。「流しびな」と呼ばれるこのお祭り、実は東京にあるのを知っていましたか?
『源氏物語』にも描かれた平安時代からの伝統行事“江戸流し雛”
子供たちの無病息災を祈り人形に厄を託して水辺に流した「流しびな」。平安時代から記録に残っているこの行事は、昭和61年から、江戸流しびな振興会主催で再び行われるようになり、今は地元の人たちの馴染み深い年中行事になりました。
毎年3月3日の前の日曜日にあたる日に、隅田公園内吾妻橋親水テラスで行われます。吾妻橋周辺が、雛祭りに相応しい淡いピンク色にそまります!
子供たちの身のけがれを人形に託して川に流すとともに、健やかな成長を願います。この流しびなは環境への配慮から、2時間程度で水に溶ける素材で出来ているので、安心して願いを託せますね!
<江戸流しびな>開催日時:
2010年2月28日(日) 11:30~13:00
開催場所:
隅田公園内吾妻橋親水テラス
東京都台東区花川戸1-2
料金:
1体800円(流し雛代)
問い合わせ:
江戸流し雛振興会事務局 03-3847-2200