鎌倉国宝館で「鎌倉公方足利基氏」の特別展

平成29年は足利尊氏の子で初代鎌倉公方（関東公方）となった足利基氏の没後650年となる。これを記念し、鎌倉国宝館で特別展「鎌倉公方　足利基氏　―新たなる東国の王とゆかりの寺社―」を開催する。
元弘3年（1333）の鎌倉幕府滅亡後、東国の支配のため、鎌倉には鎌倉府（関東府とも）と呼ばれる室町幕府の機関が置かれた。鎌倉府の長は「公方」と呼ばれ、京都の室町幕府将軍と同じ足利氏により世襲される。鎌倉公方は、室町幕府から独立した様々な権限を認められ、関東において強大な力を持っていた。

展示される資料は、常盤山文庫所蔵の建武3年（1336）「足利尊氏願文」、瑞泉寺所蔵で14世紀に作られた「夢窓疎石坐像」、貞治2年（1363）光明寺所蔵の「足利基氏御判御教書」など、国宝や重要文化財も含む。足利氏関連の資料や、足利氏ゆかりの寺社に伝わる宝物が展示されている。

なお、期間中の毎週土曜日14時00分からは、学芸員による解説が行われる。申し込み不要で、参加費は無料（観覧料が必要となる）。

開催期間は10月21日(土）～12月3日（日）で休館は月曜。開館時間は9:00～16:30（入館は16:00まで）。観覧料は一般600円（500円）、小中学生200円（100円）で、( )内は20名以上の団体。鎌倉市内の小・中学生、市内在住の65歳以上、身体障がい者手帳等の所持者と付き添い1名は無料。

（画像は公式WEBサイトより）




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