盛岡市民文化ホールにルーヴルのカルコグラフィー100点展示
9月13日(金)から岩手県盛岡市民文化ホールで、「ルーヴル美術館の銅版画展=カルコグラフィーコレクション」が開催されている。
ルーヴル美術館のグラフィックアート部門は、デッサン、版画など約13万点の収蔵品があると言われており、その中でも特に歴史が古いのが銅版画「カルコグラフィー」です。同美術館のカルコグラフィー室には約13,000点の収蔵品があり、その中から約100点の銅版画を今回、特別公開している。
展示概要
・第1章「ルーヴル美術館―成立の歴史」では、13世紀初頭、城塞として建造されたルーヴルが、城館、宮殿、美術館と変貌していく歴史を、ルーヴル宮殿建設中の様子や建物の図面、風景のカルコグラフィーなどを展示し解説する。
・第2章「ヴェルサイユ宮殿―栄華の地」では、バロック様式の宮殿、豪華な室内装飾、広大な庭園などから各国宮殿の模範とされたヴェルサイユ宮殿にまつわる作品を展示。
・第3章「世界の名画―ルネサンス・革新の潮流」では、ルネサンス期の絵画から、17世紀ヨーロッパ絵画、18世紀ロココの時代から19世紀の絵画について取り上げる展示。
・第4章「現代に息づくルーヴル美術館―20世紀美術とカルゴグラフィー」では、19世紀末から、時代ごとの卓越した芸術家の作品の原版画を収集対象とした結果、版画が芸術品として認められるようになった。数多くのコレクションから現代版画の紹介をしている。
・第5章「絵で学ぶ―ボタニカル、動物学、人相学」では、ボタニカルアート、人相学など、学びの手段として活用されたカルコグラフィーを紹介する。
開催概要
会期は、9月13日(金)から10月27日(日)の午前10時から午後5時(入場は午後4時30分)まで、休館日は毎週月曜日(祝日は開館)、入場料は一般・大学生1,000円、小中校生600円となっている。お問い合わせは、盛岡市民文化ホール、電話019-621-5100まで。

盛岡市民文化ホール
http://www.mfca.jp/shiminbunka/