和歌山県と山東省の友好関係から特別展が実現
9月14日から和歌山県立博物館で、特別展「黄河と泰山展―中華文明の源と世界遺産―」が開催されている。昭和59年から和歌山県と山東省は友好協定を結び、観光やスポーツなど様々な分野の交流を深めてきた。同館では、平成10年にも特別展「中国・山東省の至宝」を開催している。
山東省は、春秋戦国時代に孔子などの思想家を排出した地として有名で、黄河文明の山東龍山文化などの高度な文明を生み出した。泰山は、道教の聖地と言われ秦の始皇帝など多くの皇帝が封禅の儀礼を行った地で、世界遺産にも登録されている。特別展では、仏教遺跡からの出土品、象形符号が刻まれた土器、泰山に奉納されている法具など約120点(9割が日本初公開)が展示されている。
特別展の会期など
会期は9月14日から10月20日(日)まで、開館時間は午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分)まで、休館日は毎週月曜日(祝日の時は、翌火曜日)となっている。入館料は一般800円、大学生500円、高校生以下・65歳以上・障がい者などは無料。

和歌山県立博物館
http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/