横溝正史ゆかりの地、倉敷市真備町でイベント開催
「八つ墓村」「犬神家の一族」などの人気推理小説を多く発表した横溝正史。探偵「金田一耕助」を主人公とした推理小説の数々は、時代を超えてドラマや映画化されており、根強い人気を持つ。
横溝正史は、戦時中岡山県倉敷市真備町に疎開、3年間を過ごす間に多くの作品を残している。この地で執筆された代表作「本陣殺人事件」は、真備町やその周りの土地が舞台となっており、今も地名や道路などの名残が残っている。今年は金田一耕助生誕100周年ということもあり、横溝正史ゆかりの地である倉敷市真備町では様々なイベントが開かれている。
1000人の金田一耕助の集団が街中を練り歩く
11月23日には「コスプレイベント1000人の金田一耕助」が開催される。今年で5回目の開催で、参加者は皆、金田一耕助のコスプレをして真備町内の横溝正史ゆかりの地を巡る。金田一耕助だけでなく、作品の登場人物や他作家の名探偵のコスプレも歓迎。
当日はゆかりの地の1つである「清音駅」に集合。そこから約3時間かけて町内を巡る。道中にはサプライズとして、作品内に出てくる人物が寸劇で登場したりする。昨年は伊東香織倉敷市長も金田一耕助のコスプレでサプライズ登場し話題となった。
年々参加者は増え、そのほとんどが県外からの参加の横溝正史ファン。2012年のイベントでは金田一耕助をはじめ、スケキヨや和服姿の女性、チビッコやイヌの金田一耕助なども参加して賑やかな行列となった。参加人数は1000人にはまだまだ遠いが、いつか1000人の金田一耕助が真備町を練り歩く姿が見られるかもしれない。

コスプレイベント 1000人の金田一耕助
http://www.kurashiki-tabi.jp/kindaichi/1000nin/