害虫や害獣に注目した企画展
茨城県坂東市にある、茨城県自然博物館では2016年1月31日までの機関、第64回企画展の『くらしの中の動物』を行っている。
人間のくらしの中にはさまざまな動物や昆虫などが生きているが、その中には害虫や害獣として取り扱われる種がある。
今回の企画展では、これら「嫌われもの」に注目しつつ、人とくらしでの関わり方について取り上げていく。
生態系で担う役割も紹介
いわゆる「嫌われもの」なのだが、「人を襲う」「毒を持っている」「恐ろしげな風貌をしている」というイメージから誤解をうけ、駆除されるものも少なからず存在している。
そもそも人のくらしを中心にして見ると、「嫌われもの」と見られてしまうが、生態系という自然の成り立ちから見ると、これら動物も重要な役割を担っており、人間が動物と共に生きていくためのヒントをあたえてくれる。
このように自然の中での彼らの姿を知ることにより、自然との付き合いかたが変わるだろう。
企画展は、第1部と第2部で構成され、第1部はおもに害獣や害虫とされている動物の知られざる実体に注目し、第2部では人間の駆除や、外来種により変化している近年の自然環境を取り扱っている。
これからの環境問題に向き合うにはちょうどいいイベントかと思える。ぜひ親子で行って、環境問題について話しあう機会を設けてほしい。
(画像はホームページより)

茨城県自然博物館 第64回企画展 -くらしの中の動物のすがた-
https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/kikaku/115/index.html