初来日の骨格模型も多々ある
東京都台東区上野公園内にある国立科学博物館では2016年6月12日までの期間、恐竜展2016を開催している。
今回の目玉であるが、全長15m ある史上最大の肉食恐竜とされる『スピノサウルス』と、全長12m の史上最大の『ティラノサウルス』それぞれの全身複製骨格が来日し、比較展示が行われることである。
くわえて現代の街にスピノサウルスが出現したらどうなるか……、というその大きさがより実感できるCG映像も公開される。
ほかにも興味をひく研究成果が発表
それらの展示だけでなく、今回はなんと赤ちゃん恐竜の本物の化石展示がある。
この種の化石はカスモサウルスとパラサウロロフスのものがあるが、未だにこの2体しか見つかっていない。
ほかにも2014年にシベリアから報告があったクリンダドロメウスという、化石に羽毛があったことが確認されたものもあり、羽毛の起源についての最新研究を紹介している。
さらに進化の「例外」として取り扱われているチレサウルスの全身骨格の展示ある。これは通常肉食である「獣脚類恐竜」ながら草食に適応した葉を持っているため、恐竜研究の常識を揺るがす存在として紹介されている。
日本でも恐竜研究が盛んになってきている
恐竜の研究をするのは古生物学の分野であるが、この分野はたった一つでそれまでの研究が大きく覆されることも多々ある。
なお、近年はとくにアジアでそういった発見が多いが、日本の恐竜発掘のメッカである福井でも、新しい発見がなされている。
休館日は毎週月曜日のほか、3月22日である。ただし3月28日、4月4日、5月2日、6月6日は開館している。開館時間は9:00から17:00までで、金曜日は20:00まで、そして4月30日から5月5日までは18:00となっている。いずれも入館は閉館の30分前まで。
会期中は春休みやゴールデンウィークが含まれるのと、場所も都内であるため、休みの日にぜひ家族で訪れてみたいイベントとなっている。
(画像はホームページより)

恐竜博2016 公式サイト
http://dino2016.jp/