日本人コレクターの指輪コレクション
古代から現代までの指輪が一堂にそろう展覧会「橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで」が、7月8日~9月15日、東京・上野の国立西洋美術館で開催される。
本展は、日本を代表するアンティークジュエリーのコレクター・橋本貫志氏のコレクションが同館に寄贈されたことを記念したもの。同氏の収集した760点のうち約300点を公開し、幅広く個性的な指輪コレクションを紹介する。
(画像はプレスリリースより)
各時代のファッションとともに指輪を展示
展示される指輪のうち、もっとも古いものは4000年前の古代エジプト時代にさかのぼる。“スカラベ”と呼ばれるフンコロガシを象った指輪で、装飾品よりもお守りとして用いられた。一方、現代の指輪はブルガリによる一品で、古代ローマのコインと金のリングを組み合わせ、美術品のように仕上げられている。
また、指輪は各時代のファッションと密接に関連していることから、神戸ファッション美術館所蔵の18~20世紀の衣装をマネキンに着せ、各時代のモードとともに指輪を展示する。マリー・アントワネットからココ・シャネルまでのモードの変遷とともに、指輪の魅力が楽しめる。

橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで―時を超える輝き
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014ring.html