映画監督と女優夫妻の道のりを紹介
神奈川県鎌倉市の鎌倉市川喜多映画記念館において、大島渚氏と小山明子氏の映画人としての業績を振り返る企画展「監督 大島渚&女優 小山明子」が開催されている。
開催期間は2013年3月31日まで。
(この画像はイメージです)
1954年に松竹大船撮影所に入社した大島氏は、1959年の『愛と希望の街』での監督デビューにより、一躍、“松竹ヌーヴェル・ヴァーグ”の旗手となった。
その後、大島氏はフランスとの合作作品である1976年の『愛のコリーダ』で活躍の場を海外に移し、1978年に『愛の亡霊』でカンヌ映画祭監督賞を受賞したことで、世界的な評価を不動のものとすることになる。
一方、1955年に松竹から女優デビューを果たした小山氏は、同じ年に『新婚白書』で大島氏と運命の出会いをし、1960年の大島氏の第4作である『日本の夜と霧』への出演後に大島氏と結婚。
その後、舞台やエッセイ執筆により活動の場を広げていった小山氏は、自らの介護生活に関する著書において、大島氏とのかけがいのない日々を綴っている。
大島氏が監督の作品の上映も
期間中は、『儀式』『愛の亡霊』『戦場のメリークリスマス』など、大島氏が監督を務めた作品の上映も実施。
「儀式」は3月5日(火)から7日(木)まで、「愛の亡霊」は3月8日(金)から10日(日)まで、「戦場のメリークリスマス」は3月19日(火)から21日(木)までの上映となっている。
鎌倉市川喜多映画記念館
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目2番地12号

鎌倉市川喜多映画記念館 現在の企画展
http://www.kamakura-kawakita.org/exhibition_lecture.html