夫に「ハンサム」と称された「幕末のジャンヌ・ダルク」
NHKで現在放送されている、新島八重の生涯をテーマにした2013年(平成25年)の大河ドラマ「八重の桜」との連動企画が江戸東京博物館で2013年3月12日から開催される。
開催期間は2013年5月6日まで。
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新島八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・佐久夫妻の子として生まれ、戊辰戦争の際には鶴ヶ城に籠城し、自らも銃をとって奮戦したことから「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれた人物。
戦後は兄である山本覚馬を頼って京都に移ったことで、後に同志社大学創立者となる新島襄と運命的な出会いをすることになった。
結婚後も誇り高く自分らしさを貫いたその生き様を、夫である新島襄は「ハンサム」と称したという。
福島への復興へのメッセージを伝える
本展は、「会津の教え」「幕末の京都」「会津籠城」「古都復興-覚馬と襄-」「ハンサムウーマンへ」などといった各章により構成。
「緋色唐草葵紋錦袋」や「会津戦争記聞」などの幕末の京都や戊辰戦争の様子を伝える資料、そして「昭和3年京都会津会秋季例會記念写真」などの新島襄や新島八重のゆかりの品々などを展示しており、戊辰戦争の敗北から復活していった会津の人々の姿を通して、福島への復興へのメッセージを伝えていくという。

江戸東京博物館 次回の特別展
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/