道路の上の新幹線?
新幹線は線路の上を颯爽と走るもの。しかし、工場で新しく製造された車体が新幹線の車両基地まで移動する時だけ、道路の上を運ぶ必要がある。それが新幹線の陸送だ。
新幹線は車体が長いため、搬出や移動が大変だ。大型のトレーラーによって慎重に運ばれ、90度に曲がる交差点では細心の注意を払いゆっくりと曲がる。そのため、新幹線の陸送は交通量が少ない深夜に行われ、一般の人はなかなか見ることができない。
その新幹線の陸送をテーマにした写真展陸送写真展『新幹線を運ぶ。-東北編-』が、8月16日(金)~18日(日)、ギャラリーがらん西荻で開催される。
新型車両E5系、E6系と今年引退した200系の陸送写真
今年のテーマは復興のシンボルとなった東北新幹線の車両だ。緑色の斬新なデザインが人気のE5系はやぶさと、今年3月にデビューしたばかりの赤い車体のE6系スーパーこまちの陸送写真が目玉だ。また、E6系と交代するように引退した200系新幹線を新潟の新津鉄道資料館まで運ぶ様子も紹介されている。
この写真展は鉄道陸送を撮影し続ける有志5人によるグループ展で、メンバー毎にそれぞれの視点から撮影されている。深夜に悠然と道路の上を運ばれる新幹線の姿は圧巻だ。撮影した有志メンバーもギャラリーに常駐しているので、直接撮影秘話を聞けるかもしれない。

電車を撮ろう。陸送写真展 新幹線を運ぶ -東北編-
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