日本新聞博物館で2013年をふりかえる報道写真展
2013年、私たちは新聞などで事件・事故、スポーツ、芸能など多岐にわたる報道写真を目にしてきた。報道写真はその瞬間を切り取り、時に時代を大きく動かすほどの力を持っている。
日本新聞博物館では1月11日~3月30日まで、東京写真記者協会に加盟する新聞・通信・放送34社が撮影した報道写真のなかから、2013年を代表する約250点を展示する「2013年報道写真展」を開催する。期間中には、写真記者による講演会や親子写真教室も開催される予定。
日本人の団結力を示すスマホ写真がグランプリに
また、東京以外の写真記者協会が選んだグランプリ作品6点も紹介される。2013年の東京写真記者協会賞には、昨年7月22日にJR南浦和駅で電車とホームの間に挟まれた女性を、乗客や駅員が電車を押して救出する様子をとらえた「見せましょう!日本の底力を」が選ばれた。
実はこの写真、たまたま現場に居合わせた記者が、ミラーレス一眼カメラとスマホで撮影。夕刊に間に合わせるためスマホの写真を送り採用されたという。この写真は海外でも新聞紙面やインターネットで紹介されて話題となり、普通の日本人たちの団結力が世界中で絶賛された。
他にも世界遺産に決まった富士山の写真や、2020年の東京オリンピックの開催が決まった瞬間など、2013年を象徴する写真を展示。写真を見ながら2013年をふりかえってみてはいかがだろうか。

2013年報道写真展
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