20名のバラエティーに富むアーティストによる展覧会
東京都港区にある森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)では、森美術館が3年に一度日本のアートシーンの定点的な展覧会として2004年から開いてきたシリーズ展である、「六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声」が2016年7月10日(日)まで行われている。
5回目を数える今回の展覧会は、日本、韓国、台湾の4人のキュレーターによって選ばれた20組のアーティストのバラエティーに富む表現による作品を展示している。
価値観の見直しが求められている時代だからこそ
この数年で個人による情報発信が簡単になったと同時に、ネットを介したバーチャルコミュニケーションの機会も増えたが、そのため芸術といったものに対しても価値観などの点で見直しが求められている。
そのため今回の展覧会では、歴史や身体、性、風景について、これまでとは違う新しいイメージを描くことがテーマとされている。
その中で「私」とは誰だろう、私の身体はどのように歴史や他者と繋がっているのだろう、という過去と未来および、自己および他者が交錯する感覚を味わいつつ、世界と自分の新たな関係性を探るものとしている。
会期中は無休であり、開館時間は10:00から22:00で火曜日は17:00(5/3のみ火曜日でも22:00)まで。いずれも入館は閉館の30分前となっている。
(画像はホームページより)

六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声 公式サイト
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2016/index.html