1979年のソ連による軍事介入により失われたと思われていた品々
東京都台東区の上野公園内にある、東京国立博物館では、2016年4月12日(火)から2016年6月19日(日)までの期間、特別展「黄金のアフガニスタン -守り抜かれたシルクロードの秘宝-」を行う。
アフガニスタンは古くからシルクロードの拠点として『文明の十字路』となり栄えた歴史がある。
北部に点在する古代遺跡で発掘された貴重な文化財は、アフガニスタン国立博物館を代表する収蔵品となっていたが、1979年、ソ連による軍事介入や内戦によって甚大な被害をうけてしまい、多くの品々が失われてしまったと見られていた。
だがその文化財は、国立博物館の職員たちにより、ひそかに大統領府地下の金庫などに移され、その後14年間もの間、守り続けられていたことが2003年に判明した。
この特別展はこれら秘宝の再発見を契機として、アフガニスタンの文化遺産復興の支援を行うべく企画された国際巡回展となっている。
アフガニスタンからの流出文化財も展示され返還される
日本展ではこの秘宝231件に加えて、平山郁夫氏らの呼びかけにより「文化財難民」として保護・保管されていたアフガニスタンの流出文化財15点もこれを機会に返還されることになり、展示されている。
休館日は毎週月曜日(5月2日は開館)で、開館時間は9:30から17:00、ただし会期中の土・日・祝休日、5月2日は18:00まで、金曜日は20:00まで開館(いずれも入館は閉館の30分前まで)となっている。
(画像はホームページより)

東京国立博物館 特別展
http://www.tnm.jp/