「バイオミメティクス」という学問
東京都台東区上野公園内にある国立科学博物館では、2016年4月19日(火)から6月12日(日)までの予定で、企画展「生き物に学び、くらしに活かす -博物館とバイオミメティクス」を行う。
バイオミメティクスとは、生物学と工学が連係および共働しつつ、生物のもつ優れた機能や、形状といったものに学びながら応用し、人間のくらしをより良くすることを目指す新しい学問のことを指す。
「バイオミメティクス」によって生み出されたもの
このバイオミメティクスの概念は、1950年代後半に神経生理学者のオットー・シュミット博士により提唱されている。博士はイカの神経系の研究によってシュミット・トリガーというノイズ除去用電気回路を開発した。
さらにこのころ、スイスの発明家が、オナモミの毛をヒントにしてマジックテープが発案されたことがあった。(マジックテープは1955年に特許認定された)
最近のものでは、蚊の針から発案された痛くない注射針などもバイオミメティクスの成果である。(国内では2012年から販売開始されている)
休館日は毎週月曜日だが、5月5日と6月6日は開館している。入館時間は9:00から17:00までとなっているが、金曜日は20:00まで、4月30日から5月5日までは18:00まで。(入館はそれぞれ閉館の30分前まで)
(画像はホームページより)

国立科学博物館 特設ページ
http://www.kahaku.go.jp/event/2016/03biomimetics/