スタジオ設立30周年記念イベント
東京都江東区にある東京都現代美術館では、現在『スタジオ設立30周年記念 ピクサー展』が2016年5月29日(日)までの期間で行われている。
世界初のフルCG長編アニメーション映画である「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」、「インサイド・ヘッド」そして最新作の「アーロと少年」といった数々の人気作品を世界に送り出しているスタジオがピクサー・アニメーション・スタジオである。
これらの作品は日本やアメリカだけではなく、世界中で上映されており、多くのファンに愛され続けている。
CGなどの技術スタッフだけではないチーム
ピクサーは技術スタッフだけではなく、多数のアーティストやデザイナーを在籍させていて、ストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画構想段階で、手描きのドローイングやパステル画だけでなく、デジタルペインティングや、数々の彫刻を生み出し、作品の創造性を支えている。
このスタジオは、ジョン・ラセター、エド・キャットマル、スティーブ・ジョブズらが奇跡ともいえるような運命のもとで集い、設立された。そして2016年はそのスタジオ設立30周年の節目となっている。
展示内容
今回の展示では映画制作の過程で生み出された美しいアートワークの中から約500点を展示する。
くわえてピクサーが制作で特に大事にしている「ストーリー」「キャラクター」「世界観」をスタジオ所属のアーティストが表現する作品群も展示する。
そして、大型ゾートロープ(立体フィギュアを暗闇で高速回転させ、ストロボライトで照らすことによって動いているように見せる装置)およびアートスケープ(平面に書かれたアートワークをデジタル技術にて動きのある動画コンテンツとし、大型スクリーンに投影するもの)の展示もある。
休館日は毎週月曜日(5月2日、23日は開館)で、開館時間は10:00から18:00まで。なお4月29日から5月28日間の祝日は20:00まで開館している。(入場は閉館の30分前まで)
ゴールデンウィーク中はかなりの混雑になると思われるため、行ける場合は平日もしくは夜間開館時の夕方以降の来場が勧められている。

スタジオ設立30周年記念 ピクサー展 公式サイト
http://www.pxr30.jp/