ミケランジェロ展概要
東京都港区にあるパナソニック東京汐留ビル4Fのパナソニック汐留ミュージアムでは、2016年6月25日(土)から8月28日(日)までの期間、「ミケランジェロ展 -ルネサンス建築の至宝-」を行う予定である。
この展覧会ではミケランジェロの子孫が受け継いだ邸宅と、その関連資料を公開しているフィレンツェのカーサ・ブオナローティが所蔵する作品を中心に、ミケランジェロ本人による真筆の素描および、書簡35点を含めた作品およそ70点を公開するだけではなく、建築模型や写真、映像によってミケランジェロの建築にも光をあてる。
さらに特設コーナーでは20世紀日本を代表する建築家たちがミケランジェロに寄せた畏敬の念を自らの作品で展開したものが見られる。
ミケランジェロ・ブオナローティとは
イタリア・ルネサンス期に活躍していたミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564年)は彫刻・絵画・建築という視覚芸術3つの領域にて卓越した人体表現と同時に深い精神性を表した希有な芸術家である。
人々はミケランジェロのことを「神のごときミケランジェロ」と称えた。
ミケランジェロの活躍の場はフィレンツェとローマであり、この場所には今も彼が手がけた建築によって都市の景観が作られている。
ミケランジェロはその才能をフィレンツェで育み、サン・ロレンツォ聖堂新聖具室や、サン・ロレンツォ聖堂付属ラウレンツィアーナ図書館を手がけた。
その後1534年にローマに移り住み、カンピドーリオ広場や、サン・ピエトロ大聖堂の計画のような都市の規模へと作品を拡大させていったのである。
それらは新しい装飾の表現の方法であり、同時代の人々を驚かせた。さらにミケランジェロは彫刻と建築が一体となった独特といえる空間を作っていったのである。
だがその才能ゆえに権力に奔放されることとなり、ミケランジェロの芸術人生の舞台は波乱にみちたものとなっていたのである。
休館日は毎週水曜日にくわえて、夏期休館の時期が8月12日から8月18日までとなっている。開館時間は10:00から18:00(入館は17:30)までとなっている。

エコソリューションズ社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/es/news/2016/1604/1604-01.html