鑑賞の対象であると同時に武士の精神を表す刀剣
栃木県大田原市にある「道の駅那須与一の郷」内にある、「那須与一伝承館」では現在テーマ展2として『刀剣 -くろがねの美-』が2016年9月11日(日)までの日程で開催されている。
古代より刀(かたな)や剣(つるぎ)は、「斬る」ための武器として用いられてきたが、その行程の複雑さからくる鋼(はがね)の氷のような美しさや、地肌や刃文などが鑑賞の対象ともなっていた。
それと同時に刀は武士の精神を表すものとしてたたえられており、現代に至るまで多くの人々を魅了してきている。
展示される品々について
展示会では古代から現代に至るまでの38点の刀剣展示によって日本における刀剣の歩みを紹介している。
中でも特に徳川光圀が奉納したと伝えられている短刀および葵紋付白銀合口拵は、今回特別に公開された滅多にお目にかかれない逸品である。
くわえてこの伝承館には那須与一が扇の的を射た際に身につけていたとされる太刀など、国の重要文化財に指定されているものも常時展示されている。
そして道の駅内の施設ということもあり、ドライブの途中で気軽に訪れることもできる施設である。
休館日は第2・第4月曜日(月曜が祝日の場合は翌日が休館日)で、開館時間は9:00から17:00までである。(入館は閉館の30分前まで)
那須与一伝承館 イベント情報
http://www.city.ohtawara.tochigi.jp/