未完の大壁画である「アンギアーリの戦い」
東京都八王子市にある東京富士美術館では2015年8月9日までのスケジュールで『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展』を行っている。休館日は月曜日で,開館時間は10:00から17:00まで(入場は16:30まで)。
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品には未完の大壁画となった「アンギアーリの戦い」というものがあるが、現在でも多くの謎と痕跡を残している。この展示はその「アンギアーリの戦い」関連の作品および資料を集めた初の企画展として開かれている。
企画展概要
企画展の構成は次のようになっている。
1)レオナルドとミケランジェロ二代巨匠の競演を再演
原作が失われてしまった二代巨匠の壁画を、貴重な16世紀の板絵作品によって500年ぶりに再現する。
2)革新的な戦闘図とされたレオナルドの「アンギアーリの戦い」についての企画展
イタリア美術史上でも一大エピソードとして存在する失われた「アンギアーリの戦い」に関する作品および資料を一堂に集結させる世界初の企画展となっている。
3)レオナルドによる戦闘画の視覚革命を体験する
レオナルドの作品を境目にいかに劇的に戦闘画が変化したかを、遺された絵画・素描・版画などの作品・資料によりわかりやすく展示する。立体復元彫刻も作られており、三次元で鑑賞することもできる。
なお企画展では、さまざまな解説やエピソードを流してくれる音声ガイドの貸し出しが有料(520円)にて行われている。

東京富士美術館 レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展
http://www.fujibi.or.jp/anghiari.html