人間の「いのち」を独自のスタイルで表現している
東京都千代田区にある相田みつを美術館では、現在第60回企画展として、『いのちの根』を行っている。期間は2015年9月13日まで。夏休み期間中は9月6日まで休まず開館しており(9月7日は休館)、開館時間は10:00から17:30(入館は閉館の30分前まで)となっている。
相田みつをは書家・詩人として、誰のまねでもない独自のスタイルを探求し続けていた。青春期を戦中・戦後の動乱期で過ごしていたことから、「いのち」の尊さを見つめながら自分の弱さや甘えを正直にさらけ出し、人間である自分をあるがままに表現するという独自のスタイルを確立していった。
『いのち』と『根』
今回の企画展『いのちの根』の根本には、「どんな生き方でもいいが、自分はいのちの根を深くするような生き方をしたい」という生前相田みつをがよく口にしていた言葉がある。
相田の作品には『いのち』や『根』というこの二つの言葉が出てくるが、その二つを合わせて『いのちの根』とするとよりその重さが増してくる。今回の企画展は夏休みをはさんでいるため、親子で作品を見ながら、この言葉にふれて欲しいとしている。

相田みつを美術館
http://www.mitsuo.co.jp/museum/index.html