フランスの小さな村で起こった絵画の革命
東京都港区のパナソニック・東京汐留ビル4階にある、パナソニック・汐留ミュージアムでは、2015年10月29日から12月20日まで、「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち」展が開催されている。
フランスの北西、ブルターニュ半島にはポン=タヴァンという小さな村があったのだが、その村はゴーギャンが訪れる以前より、芸術家たちをひきつける不思議な魅力をもっている土地だった。
1886年、パリを離れたゴーギャンは初めてこの村に滞在するが、壮大な自然と明るい光をもつというだけではなく、現地の人々が脈々と伝統文化を受け継いでいた世界に魅せられて、以後ゴーギャンは何度も作品制作のためにこの村を訪れることとなる。
ポン=タヴァンではさまざまな絵画の流れが見られた
なおこの土地にてゴーギャンは、エミール・ベルナールといった画家たちと「印象派」を超える、新しく絵画の近代化を表すスタイルの「総合主義」を見いだした。
これはのちに「ナビ派」の結成にもつながるのだが、「印象派」から「総合主義」、「ナビ派」、そして「象徴主義」といった20世紀美術のさきがけがこの村を中心にして繰り広げられた。
この展覧会では、その流れのなかで輝いた画家たちの個性や才能に出会うことができる点がみどころとなっている。なおこの展覧会では、ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たちの作品が73点展示されている。
なお休館日は水曜日(祝祭日は開館)・展示替え・年末年始であり、開館時間は10:00から18:00(入館は17:30まで)となっている。
(画像はホームページより)

パナソニック エコソリューション社 汐留ミュージアム ルオーギャラリー ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち
http://panasonic.co.jp/es/museum/パナソニック エコソリューション社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/es/news/2015/1507/1507-01.html